デジタル一眼レフ…一部を除いてAPS-Cサイズの機種が多数を占めます。(2007年2月19日現在)
APS-Cサイズ専用のレンズが多数発売され、広角側の不足の問題も解決されています。
今回のレンズはそんな最近の物とかけ離れたようでかけ離れていないもの。
発売そのものはデジタル一眼レフが一般的に普及するはるか前の1998年
APS対応一眼レフEOS IX50用開発されたズームレンズです。
APSでの使用を考慮しつつ、35mmのEOSカメラとも完全互換性をもっているレンズです。
中古屋のジャンクコーナーで6300円で発掘してきました。
そのレンズは EF 22-55mm F4-5.6 USM です。
35mm換算で35-88mmになります。
ごちゃごちゃした事はコレくらいにして、早速中身を見てみましょう。
中古で購入したので箱はありませんでした。レンズキャップとマウント側のカバー?もついていました。
裏返しです。携帯電話もいつも通り裏返し♪
真上から。レンズについての情報が書いてあります。
22mm側です、少し出ます。
35mmで一番短い状態になります。
55mm側でこんな感じです。
このレンズはフォーカス時に前玉が回転します。↑↓にその状態を示しました。
前玉に書いてある文字の位置が変わっているのが分かると思います。このように回転するので、偏向フィルター
をつけるときには不便に感じるかもしれません。
フィルターを取り付けてみました。58mmのフィルターを取り付けることができます。
広角側で蹴られるかどうかは35mmのカメラで試していないのでよくわかりません。
マウントはプラスチック製です。安いレンズなのでココは仕方ないですね。
以上レンズについてのレビューは終了、今度は試し撮りした写真についてです。
写真はサイズ変更だけしたものです。
★撮影条件
・カメラ機種名 Canon EOS Kiss Digital N
・Av(絞り数値) 全て開放で
・測光方式 評価測光
・ISO感度 1600
・ストロボ 非発光
22mmで開放で撮影。周辺の光量落ちが分かります。35mm対応のレンズでココまで落ちるのは珍しいです。
APSサイズで使用を想定しているから問題無いと言えば無いレンズなのでしょう。
35mm(フルサイズ)で使用すれば、面白い表現ができるのではないかなと思います。
28mmだとこんな感じです。22mmほどではありませんが、光量落ちが確認できます。
35mmです。多少落ちているように感じます。
最後に55mmです。ちょっと傾いてしまいました。三脚使えばよかったなとちょっと後悔。
まとめ
・安くて、軽くてなかなか良い感じのレンズです。お遊びで使うには良いかもしれません。
・F値がちょっと暗いかなと思いました。レンズメーカー製で軽くて明るいズームレンズが出ている現在ではちょっと不満
・前玉が回転するのでPLフィルター使うときは注意です。フルタイムマニュアルフォーカス機能はもちろんありません。
・試すときは自己責任で、転んでも泣かない